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1.飛行船  作曲:DAMBO 作詞:成田朱音

吐きそうにまぶしかった

どうかしてんじゃないかって思うほど

 

けど手の鳴る方へ呼ばれるまま

歩いてきたつもりはない

どうやったってもうこの瞬間

わたしは越えてしまう

 

いつかやれればなれればって

思い馳せてただ走って

遠い先できらきらしてる

あの子はきっといい匂いね

 

そのうち追うことこそで

充実感にひたって

安いもんだ

飛び越えたとたん

放り出された迷子の気分さ

 

飛んでいく

 

余裕しゃくしゃく飛んでいく

飛行船 飛行船を追いかけるくらい

猛烈なスピードで

このまま進もう

明日へたどり着けるまで

 

 

吐きそうにまぶしかった

理想がいつしか通過点に変わっていく

 

ただそれだけと言えばそれだけ

身体が止まることはない

どうやったってもうこの瞬間を

切り取れやしないさ

 

いつかやれればなれればって

思い馳せてただ走った

追い越し際のあの子だって

からむ汗としかめっ面で

 

誰の背中も見えない

誰の背中も追わない

道なき道を道と呼んでやろうじゃないか

 

余裕しゃくしゃく飛んでいく

飛行船 飛行船を追いかけるくらい

猛烈なスピードで

このまま進もう

明日へたどり着けるまで

 

 

 

2.負け犬  作曲:DAMBO 作詞:成田朱音

ああ

負け犬なんていなかった

はじめからいなかったんだ

ああ

弱虫なんて言うならその羽根で飛んでみせろよ

 

 

君が怠けてたって

大都会でハイになって次の日泣きたくたって

幸せは拭えない

 

その靴その服その目その口

その全部が

君はそんなに悪いやつじゃないと語っている

 

ああ

負け犬なんていなかった

はじめからいなかったんだ

ああ

弱虫なんて言うならその羽根で飛んでみせろよ

ああ

プライドなんていらなかった

はじめからいらなかったんだ

ああ

今さらなんて言わずにその声で吠えてみせろよ

 

 

君が消えちゃったって

世界にしてみればホッペの内側噛んだくらいの痛みよ

たいしたことはない

 

だけど

その靴その服その目その口

どれか一つ

思い出す度わたしは爪を噛む癖がひどくなるかもね

 

ああ

負け犬なんていなかった

はじめからいなかったんだ

ああ

弱虫なんて言うならその羽根で飛んでみせろよ

ああ

プライドなんていらなかった

はじめからいらなかったんだ

ああ

今さらなんて言わずにその声で吠えてみせろよ

 

 

 

"B" 

3.LIGHTS  作曲:DAMBO 作詞:成田朱音

どこまでも街の光は届く

たどらずもその先誰かに続く

一人一人の暮らしが交差する

わたしだって誰かがながめる光

 

毎日に喰らいついていたら

だいたいのことにくたびれちゃったんだ

困った今のわたしが見るこの景色は誰の暮らし?

 

知らない誰か? どこかの誰か?

あの日の誰か? 昨日の誰か?

目の前で

笑う君かもしれない

 

どこまでも街の光は届く

たどらずもその先誰かに続く

一人一人の暮らしが交差する

わたしだって誰かがながめる光

 

 

毎日に喰らいついていたら

ずいぶん遠くまで来ちゃったもんだ

過去も未来も照らしてくれよ

君が暮らす街まで

 

何kmだって届けたい

今すぐに会いに行けたら

この音さえも追い越して

真っ先に君の元へ

 

どこまでも街の光は届く

たどらずもその先誰かに続く

一人一人の暮らしが交差する

わたしだって誰かがながめる光

 

 

わずかでも誰かを照らせる光

 

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